弘前公園市民広場で8月18日、地域活性プログラム「Youth Connection@STARBUCKS(ユースコネクション・アット・スターバックス)」が初開催された。主催は「スターバックス コーヒー ジャパン」(東京都品川区)。
参加した地元女子高生たち。外川紫央さん、葛西愛さん、柴田彩夏さん
公募により集まった高校生が自由な発想で地元を盛り上げる企画を提案し、全4日間の日程で企画の実現に向け取り組む同プログラムは今年で2年目。青森開催は今回が初めて。
今年は全国45都道府県のスターバックス店舗653店で行われ、高校生約2000人が参加した。弘前公園前店(弘前市白銀町)では、弘前周辺で在学の女子高校生3人が参加した。
7月28日から始まった同プログラムで、東奥義塾高校2年生の外川紫央(しおん)さんは「インスタ映えするイベントを弘前公園で開きたい」と提案。イベント名を「ワクドキ弘前」と名付け、3人で考えたというイベント限定メニューを最終日となる8月18日、同公園内で来場者に振る舞った。
弘前工業高校2年生の柴田彩夏(あやか)さんは「3種類のスコーンと7種類の紅茶から組み合わせを考えたメニューを提供した。お客さまに説明することが難しかったが、参加することができてうれしかった」と振り返る。
柏木農業高校2年生の葛西愛(ちか)さんは「自分でドリップしたアイスコーヒーにカットリンゴを添えて提供した。将来は人とコミュニケーションをとる仕事に就きたい。以前よりは話ができるようになったと思う」と話す。
外川さんは「かんきつとコーヒーをシェイクしたオリジナルドリンク『シオンズブレンド』を提供した。海外の人と交流したかったため、弘前公園を観光していた台湾人旅行者に声を掛け、知っている英単語を並べて会話ができた」と胸を張る。
3人は「最初はスターバックスのロゴが描かれた緑のエプロンを身につけたことにテンションは上がったが、始まる直前は緊張していた」とも。外川さんは「どんな人が来るだろうとドキドキしたが、来ていただいた人たちがワクワクするような企画が提供できたのでは。イベント名の通り、私たちもお客さまも楽しむことができたと思う」と笑顔を見せる。