青森県鶴田町で2月22日、「ツル多はげます会」の例会「新春の有多毛(うたげ=宴)」が行われた。
薄毛の頭を前向きにとらえ、世の中を明るく照らしていこうとの思いから発足した同会。毎年2月22日に開催している例会の「有多毛」は、2(ツウ)が並ぶ「ツルツルの日」とし、同会の創設日にもなっている。近年、会員が増えているといい、今回は北海道や富山からの参加者もあった。
同会会長の須郷貞次郎さんは「目標は青森を『世界のはげの聖地』にすること。世界中から薄毛を集め、2020年に向けて『ハゲリンピック』を開催したい」と話す。
本年度の活動報告では、スポンサーのテレビコマーシャル出演や、地元のPRイベント参加などを紹介。今回復活したという仮装踊りでは、副幹事長の高森一勝さんが「支那の夜」の音楽に合わせて登場し、かつらをとって自らの薄毛の頭を披露。会場の笑いを誘った。
恒例イベントの「吸盤綱引き」は、額にひもが付いた吸盤をつけて引っ張り合い、相手の吸盤を外した方が勝ちとなる。会員たちはトーナメント形式で戦い、観客のカメラのフラッシュと声援を浴びながら、熱戦を繰り広げた。
決勝では、前回優勝者の渋谷孝行さんと初参加の佐々木雅友さんが対戦。新人ながら決勝まで勝ち進んだ佐々木さんは、最後まで善戦したが、渋谷さんが勝利し、2連覇を達成した。