百石町展示館(弘前市百石町)で1月17日、写真展「TSUGARU PHOTO MEETING(つがるフォトミーティング) 3周年記念写真展」が開催された。
「TSUGARU PHOTO MEETING」は青森を中心に東京や北海道など全国のアマチュアカメラマン800人以上が所属する団体。メンバーは美容師、主婦、学生など幅広く、フェイスブックの専用ページで写真投稿などを行っている。
同団体代表の成田真治さんは「カメラを通じて『ゆるく』交流を行っている。見るだけの人たちもいるが、撮る人たちは本当に好きな人たちばかり。写真のクオリティーは高い」と胸を張る。
会場にはメンバー74人の写真作品170点を展示する。「テーマは自由で、弘前公園の桜や岩木山などの定番スポットの写真は避ける傾向にある」と成田さん。写真展の回を重ねるにつれ、メンバーの作品に対するこだわりも強くなっているといい、プリントや額装を自ら行うメンバーも多いという。
同団体メンバーの成田佑貴さんは、自分の子どもが遊ぶ姿を収めた作品3点を出展。同展には毎回参加しており、写真撮影も同団体に入ったことをきっかけに始めたという。成田さんは「うまい人の作品を見るとワクワクする。寝る間を惜しんでも写真を撮りたくなる」と話す。
代表の成田さんは「学生など若い人にも足を運んでほしい。撮った写真をパソコンや携帯の画面越しに見るのとプリントして額装して見るのとは違う。紙の質や光の当たり方によって違った見え方をする写真本来のよさを、若い人にも感じてもらいたい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~20時(最終日のみ18時)。入場無料。1月22日まで。