青森・大鰐の大鰐温泉スキー場国際エリアで10月16日、ヒルランニング大会「前平アタック」が開催された。
今年で2回目となる同大会。「スキーシーズン以外使われていないスキー場の有効活用を目的としたイベント。少しでも大鰐町の活性化につながれば」と、同実行委員会の高橋浩二さんは開催の意図を語る。
コースは中腹にあるスキー神社から前平山頂までの約540メートルで、高低差は約170メートル、最大斜度34度という。高橋さんは「30度というと意外と楽に感じる数字かもしれないが、参加者からも『斜面が壁のようになった』といった声があるようにかなりの角度」と話す。
当日は55人が参加し、全員が完走した。平川市より参加した工藤貴志さんは「きついとは予想していたが、思った以上に厳しくて苦しかった」と話す。キッズ部門で優勝した渋谷秀斗さんは「もう走りたくないくらいつらい」と苦笑いする。
毎年秋には開催したいと意欲を見せる高橋さん。「コースや走行距離を変え、規模拡大していければ」とも。