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弘前ねぷた、地元商店街が最低限の鑑賞マナー呼び掛ける

弘前ねぷたまつり運営委員会が設置したマナーを呼びかける看板

弘前ねぷたまつり運営委員会が設置したマナーを呼びかける看板

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 弘前ねぷたまつりの開催が近づく中、下土手町商店振興組合がねぷたの鑑賞マナーを呼び掛けた。

場所取りのため貼られたガムテープを剥がす商店街の人たち。昨年の様子

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 8月1日~7日の日程で開催される弘前ねぷたまつり。年々鑑賞マナーが悪化していると指摘するのは同組合の宮川克己さん。「観光客というより、地元民のマナーが悪化しているのでは」と話す。

 土手町は弘前ねぷたのメインとなる運行ルートで、多くの見物客が集まる。「特に毎年問題になるのは場所取り。点字ブロックの上にまでガムテープや敷物で場所を確保する人がいるほか、場所取りに使ったガムテープをそのままにして帰る人もいる」と宮川さん。「紙のガムテープの場合、剥がしにくいためかなりの苦労と時間をかけて除去する。中には自分で出したゴミを持ち帰らない人もおり、全て付近の店が手分けして片付けている」とも。

 宮川さんによると現在のところ場所取りに明確なルールはなく、「場所取りをやめてほしいというわけではなく、自分で出したゴミなどは持ち帰るといった最低限のマナーだけは守ってほしい」という。前日からガムテープを貼っているケースが多いため、地元民による場所取りの可能性が高いことを指摘する宮川さん。「商店街の中には店舗前に椅子を設置し、観光客が優先的に鑑賞できるよう取り組む店もある」と話す。

 宮川さんは「もし今年、改善がないのであれば他地域の事例を参考にして、ねぷた期間中に商店街の道路管理の方法を変えるかもしれない」と話す。

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