弘前駅前ショッピングモール「ヒロロ」(弘前市駅前町)4階フードコートに3月30日、インドレストラン「ナン・カレーハウス」がオープンした。
ナンカレーの専門店となる同店。店長のカクレル・ラムさんはネパール人で2004年に来日。以来、群馬県や新潟県などで働き、山形県、秋田県、青森県と北上していったラムさんは2008年、津軽弘前屋台村かだれ横丁(百石町)にあるインド&ネパール料理「カンティプール」の出店に関わった。
「ヒロロ」がオープンした2013年には、同テナントへの出店に声を掛けられたことがあったという。「タイミングが合わなかったが、昨年11月にあらためて声を掛けられた。イベントが多く、人が集まる場所として、ヒロロであれば採算は取れると感じた」と出店理由を話す。
「料理はできない。自分ができるのは経営だけ」と笑うラムさん。同店の調理を担当するのはインド人のジョシ・スリヤマニさんとバチェンダラ・プラサッドさん。日本の在住は5年以上で、同店の立ち上げのために弘前に移住した。
メニューは、ライスまたはナンとサラダドリンクが付いたチキンカレーセット、ポークカレーセット、キーマカレーセット、豆セット(以上780円)、ラムカレーセット、バラクカレー(850円)、シーフードカレーセット、バターセット(880円)を提供する。「カンティプール」で人気メニュー「チーズナン」(450円)も用意。学生は学生証提示でセットメニューが500円となる。
青森にとどまり続ける理由について、ラムさんは「県内にはネパール人が少なくチャンスがまだある」と話す。「日本人はカレーが好きだから、今後はもっと店を増やしていきたい」と意気込みを見せる。
営業時間は10時~20時。