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弘前城の桜をイメージした「津軽びいどろ」 ハンドメードのガラス

弘前城の桜をイメージしたという「津軽びいどろ花紀行桜流し」

弘前城の桜をイメージしたという「津軽びいどろ花紀行桜流し」

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 北洋硝子(青森市)が1月26日、「津軽びいどろ花紀行桜流し」の販売を始めた。

「桜流し」のラインアップには花瓶もある

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 「津軽びいどろ」とは、漁業用の浮玉(うきだま)製造で培った「宙吹き」の技法を用い、青森の自然や四季をイメージして作られているハンドメードガラス。「花紀行桜流し」は、日本一といわれる弘前城の桜をもっと多くの人に知ってほしいという思いから制作したと話すのは企画デザイナーの松尾桃子さん。

 松尾さん自身が初めて弘前の桜を見たときは、弘前城とのコントラストが印象的だったと話す。「堀に浮かぶ桜の花びら『花いかだ』やライトアップなども趣が変わり、見所がたくさんあった」とも。

 同商品の開発について、「濃いピンク色はもともとあったが、今回の開発に合わせて調合師に薄く調合してもらった」と話す松尾さん。「ガラスの色は絵の具と違って、白を足して色を薄めるわけではなく、調合自体を変えたり、ガラスの溶融の仕方を変えたりして調整する。何度か色を作り直してもらいながら理想の淡いピンク色を完成させた」と振り返る。

 商品のラインアップは、ぐい飲み「桜流し盃」(1,300円)、容量190ミリリットルのコップ「桜流し冷茶」(1,500円)、容量290ミリリットルのグラス「桜流しグラス」(1,800円)、「桜流し小皿」(2,000円)、「桜流し小鉢」(1,800円)などをそろえる。

 「一つ一つが職人の手作りなので、似たような風合いながらも表情が違うところも魅力。実際に手に取ってその違いや桜を感じとってもらえれば」と話す。

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