弘前の「うつわ コーヒー豆や豆人(まめと)」(弘前市早稲田)で10月24日から、10周年感謝祭が開催される。
20種類以上のコーヒー豆と美濃焼の陶器を販売する同店。2005年7月にオープンし、今年で10周年を迎えた。店内では美濃焼の陶器でコーヒーを試飲することができ、「美濃焼の陶器で飲むコーヒーは、カップで飲むのとは違った味わいがあって良い」とリピーターになる人も多いという。
岐阜県多治見市出身の店長・松原範幸さんは、美濃焼の陶器を日本中に伝えたいという夢があり、関東地方で器の卸売りをしていたが、同市出身の妻・菜緒子さんとの縁で2005年に移住。そこで器だけを販売するには難しいと考え、美濃焼の陶器でコーヒーを飲むというコンセプトで器とコーヒー豆を販売する同店をオープンした。
感謝祭では、コーヒー豆やコーヒー器具を特別価格で販売するほか、24日には先着150人限定で巨大アップルパイを無料配布する。詳しくは23日に同市内と一部地域の新聞折り込み広告や公式サイトで発表するという。
同市に住み始めてから知り合い同士が友達だったというような意外な関係が見つかり、「人とのつながりが濃いことが弘前の魅力」と話す松原さん。今後については、「10年たったが豆人のことを知らない方がまだたくさんいる。多くの方に知ってもらえるように弘前市内で軽食も楽しめるようなカフェをやってみたい」と夢を語る。
営業時間は10時~19時。水曜定休。感謝祭は今月26日まで。