弘前市りんご公園(弘前市清水富田寺沢)で5月16日・17日の2日間、「シードルナイト」が開催された。「りんご花まつり」の一環で、リンゴの酒を飲みながらリンゴの花見を楽しもうと今年初めて開かれ、市内外から1500人以上が足を運んだ。
弘前市りんご公園で行われたシードルナイトで披露されたリンゴの木箱を利用したアート作品「リンゴロジック」
両日、さまざまな催しが行われた。リンゴ酒のグランプリを決定する「A-1グランプリ」は、10社から集められたリンゴ酒13種をフリーテイスティングし、「キングオブりんご酒」を決める企画。参加者はそれぞれの酒を味わい、気に入った酒の投票箱に専用カップを入れる。第1回のグランプリはタムラファームの「タムラシードル」に決定した。
同園内にあるすり鉢山にはリンゴの木箱190箱を配置。NPO法人「harappa」の協力で幻想的にライトアップされた中、戦前の弘前の様子を収めた貴重な映像の投影やジャズの生演奏などがあり、リンゴの酒を楽しむ参加者たちを光と音で盛り上げた。
参加した市内在住の学生は「たくさんお酒を飲めただけでなく、りんご公園に新しくできたシードル工房kimori(キモリ)も見ることができて満足」と話していた。