「津軽弘前屋台村かだれ横丁」(弘前市百石町)で9月25日、「最強毛豆決定戦」の開催が決定した。主催は、青森毛豆研究会。
研究会選任審査員と一般審査員による食べ比べ。味や見た目が評価される
「毛豆」は古くから津軽地方で親しまれ、青森県在来の枝豆と言われる。茎やさやに茶褐色の毛が生えており、粒が大きく甘みが強いのが特徴。その味の良さから県内で代々栽培されてきたが、枝豆の需要が高まる盛夏よりも収穫時期が遅い事などの理由からほとんどが県外不出で、自家消費されてきた。
同イベントは同研究会が選任した審査員と一般から募集する審査員の双方で試食を含めた審査を行い、投票によって「最強毛豆」を決定する。出品対象の「毛豆」は在来種と言われる種(黒目青大豆系)に限る。審査項目は「おいしさ」「栽培のこだわり」「毛豆らしい形状や外見」の3つ。入賞した毛豆は、ブランド化に向け種苗登録も検討すると同研究会。
毛豆の種は県内の種苗店やホームセンターなどで購入することができ、種まきは一般的に5月下旬頃から6月下旬頃までに行うため、「今からでも間にあう」と同研究会。「土や気候、栽培方法などで味わいが変わるため、新しい毛豆を作ることができるかもしれない。津軽地方だけでなく、青森県全域の生産者にチャレンジしてほしい」と呼び掛ける。
応募締め切りは8月31日。申し込み方法は青森毛豆研究会ホームページで確認できる。