弘前駅前のショッピングモール「ヒロロ」(弘前市駅前町)で5月16日、加藤和樹さんがミニライブと握手会を行った。
ヒロロ内で購入したというリンゴジュースと黒にんにくを持つ加藤和樹さん
歌手で俳優の加藤さんは、2005年「ミュージカル テニスの王子様」に出演し、2006年4月には「Rough Diamond」をリリースしてアーティストデビューを果たす。2006年の「仮面ライダ―カブト」や2007年のドラマ「ホタルノヒカリ」に出演したことで広く知られるようになり、2008年には武道館で単独ライブを行っている。
ミニアルバム「EXCITING BOX」の発売を記念して行われた同ライブ。会場となったヒロロ3階のヒロロスクエアには約300人のファンが駆け付け盛り上がりを見せた。青森県に来たことはあったが、弘前は初めてだったという加藤さん。地方を回る時はその土地の人やものに触れるようにしていると話し、「弘前といえばリンゴだと思って、ライブ前にアップルパイやリンゴジュースを買ってすぐ完食してしまった」と明かし、会場の笑いを誘った。
30分間のミニライブではトークを交えつつ5曲を披露。同アルバムについて「何か新しいことを始める人の後押しができるような作品になった」と加藤さん。「都心まで来たくても来られない人たちのために、僕の方からみんなの住んでいるところへ来ることはとても大事だと感じた。いずれは全都道府県でライブしたい」と意気込みを見せた。
ライブ後には同アルバムの購入者を対象にした握手会が行われ、中高生や主婦といったファンたちの長い行列ができた。先頭に並び加藤さんと最初に握手をした湯沢由紀子さんは、「東京にいる友人から加藤さんが弘前に来ることを聞いて秋田県鹿角市から来た。娘と共に加藤さんのファンで、今日来られなかった娘の分まで楽しんだ」と喜びを語った。