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弘前・大町に古着店 脱サラ店長が海外から直接買い付け

「BUTTON UP clothing」店内。約500点の古着や小物などが並ぶ

「BUTTON UP clothing」店内。約500点の古着や小物などが並ぶ

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 弘前市大町に4月18日、アメリカやヨーロッパの古着を扱うヴィンテージストア「BUTTON UP clothing」(TEL 0172-37-6699)がオープンした。

「BUTTON UP clothing」店長の角田雄亮さん。バンド活動もしている

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 店長の角田雄亮さんは青森県五所川原市出身。弘前大学を卒業後、卸売業に就職したが、昨年9月に約10年勤めた会社を退職し、同店を開くことを決意した。

 「弘前は古い歴史や文化があるが、ファッションの歴史や文化面から好きで語れる人は少ないと感じていた。古着を通して古いものに触れられる機会を作ることができれば」と角田さん。

 店頭には、流通業で働いていたという経験を生かし、角田さんが渡米先のフリーマーケットなどから直接買い付けてきたという古着や小物約500点が並ぶ。古着の魅力について、「私の好きな1920年~1970年代は、量でなく質で競い高めあっていた時代。遠くから見ても服の持つオーラが全く違う」と説明する。「例えばジッパーのディティールや仕立て方などから、いつごろ作られたか判断することができる」とも。

 店舗面積は8坪。店のロゴデザインや1カ月で完成させたという内装は「地元で活躍している同年代の職人、アーティストと作り上げた。壁のレンガ貼りや天井の塗装は自分たちで行ったが、素人がやったことでかえって味がでた気がする」と角田さん。

 店内に展示しているバイク「トライアンフ6T-Thunderbird」は、角田さんが通勤で使っており、英語を勉強するために何度も見た映画「乱暴者」の影響だという。「初めて買ったバイク。こだわりすぎる性分なのでこれ以外のバイクは選択肢になかった」と笑顔を見せる。

 角田さんは同店について「楽しくにぎやかな場所にしたい。古着に興味を持っている人だけでなく、どこで服を買ったらいいのかわからない高校生などにもぜひ来てほしい」と呼び掛ける。

 営業時間は13時~20時。火曜定休。

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