研究展示「干支縁(えとえん)展 暦、干支、トシのつながり」が2月11日、弘前れんが倉庫美術館(弘前市吉野町)2階市民ギャラリーで始まった。
干支や伝統習慣「津軽一代様」などを研究し、現代社会に生かすことを研究する、藤崎出身で大手文具メーカーの研究組織に勤める工藤沙希さんが、津軽や沖縄で行ったフィールドワークや概念を立体化した作品などを紹介する同展。
工藤さんによると、沖縄では年齢より干支を聞かれることが多く、干支が同じ人同士で健康や長寿を祝う「生年祝い」の伝統行事があるという。「干支から自分たちの社会的関係を位置付けしてもらえたことで、孤独感が和らいだ。新しいコミュニティーや価値観を生み出すことができるかもしれない」と工藤さん。
会場では、干支関係図の概念を立体化した作品や津軽で聞いた干支にまつわる調査記録や映像作品などを展示する。期間中、会場には工藤さんが在廊し、作品に手を加えていくこともあるという。
工藤さんは「皆さまの干支にまつわることを教えてほしい。当展は作品の展示というより、津軽に残る干支の感覚が今後の社会に生かせるかもしれないという研究の場でもある。アンケートを募集しているので気軽に協力してもらえたら」と話す。
開催時間は9時30分~17時(2月17日休館)。入場無料。2月23日まで。