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青森・黒石の「奥瀬とうふ店」が創業100周年 4代目店主がAI活用も

(右から)奥瀬とうふ店4代目店主・奥瀬吉雄さんと母・恵美子さん

(右から)奥瀬とうふ店4代目店主・奥瀬吉雄さんと母・恵美子さん

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 「奥瀬とうふ店」(黒石市二双子村元、TEL 0172-52-2868)が今年、創業100周年を迎える。

奥瀬とうふ店の絹ごしとうふ

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 1925(大正14)年に創業し、絹ごし豆腐を販売する同店。現在は4代目店主・奥瀬吉雄さんが経営する。吉雄さんは「農家だった曾祖母(そうそぼ)のツヨノさんが、祖父を妊娠しながら豆腐作りを学び、農業以外の収入として起業したと聞いている。ツヨノさんは丙午(ひのえうま)生まれだった」と話す。

 吉雄さんは青森市で社会人生活を経験後、2007(平成19)年から店を手伝うようになった。「会社員は性に合わなかった」と吉雄さん。2020年8月以降は3代目店主で父・雄司さんが引退し、吉雄さんが豆腐作りを一任するようになった。

 吉雄さんの母・恵美子さんによると、出店当初は豆腐を作る店が周辺に複数店あり、同店周辺は「二双子銀座」とも呼ばれていたという。1990年代に入り、豆腐店はなくなり始めたが、雄司さんはスーパーマーケットやゴルフ場のレストランなどに商品を卸して生産量を拡大させた。

 「現在の経営がこの100年で一番厳しい」と恵美子さん。卸していた地元のスーパーマーケット「さとちょう」は2023年に廃業し、昨年は取引をしていた流通業者が廃業し、大きな痛手となった。近年は物価高で原材料や包装パックの価格が高騰。価格にも影響する。現在の価格は1丁=450円。10年で倍近い値段となった。

 吉雄さんは2024年2月からインスタグラムを始め、AIを使った画像生成やテーマソングの作成などを発信するようになった。「趣味程度の活動」と謙遜する吉雄さんだが、テーマソングを聞いた人が豆腐を買いに来たり、クオリティーの高さから「豆腐店とは思えなかった」などのコメントがあったりした。

 40代となった吉雄さんは、逆に新しいことを始められる意欲が芽生えているという。吉雄さんは「ポッドキャスト配信を始めたり、新しいコミュニティーの創出に力を入れたりしている。地方だからこそ都会にはできない挑戦をしたい」と意欲を見せる。

 営業時間は7時~19時。定休日や営業時間の変更はインスタグラムで告知する。

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