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青森・西目屋村の自動ドアが手動に クマ対策のため

手動になった西目屋村役場の自動ドア

手動になった西目屋村役場の自動ドア

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 西目屋村が11月4日、クマ対策として同役場庁舎の玄関入り口の自動ドアを手動に切り替えた。

11月4日に西目屋村役場に侵入したクマの映像

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 11月4日9時48分に同村役場に突然、クマが侵入した。人的被害はなかったが、ロビーに設置したカメラが捉えた約20秒の映像は全国にも流れ、衝撃を与えた。

 同村村役場ではその後、自動ドアを手動にした。同村産業課の坂田知陽さんによると、クマは役場を出た後、隣接する「白神山地ビジターセンター」の方へ走り去ったが、まだ見つかっていないという。

 周辺施設も自動ドアの利用をやめている。白神山地ビジターセンターでは正面入り口の自動ドアの供用を中止し、左右にある手動扉のみとした。宿泊施設「ブナの里 白神館」は自動ドアによる入り口であるため、手動に切り替えた。道の駅「津軽白神」はタッチ式の自動ドアであったため、現在のところ対策はとっていない。

 坂田さんは「手動による自動ドアの開閉は年配者には力が必要になる。心苦しいが、クマの被害を出さないためにも当面の間は手動。理解をお願いしたい」と話す。

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