「弘前クリエイターズバンク」プロジェクト説明会が11月1日、土手町コミュニティパーク(弘前市土手町)で行われる。
青森県内に住みながら、東京のゲーム開発の仕事に携わるクリエーターを支援する同プロジェクト。制作スキルを持つ青森在住のクリエーターに、フルリモートなどを活用した働き方を提供することで、地元の人材過疎化を抑制し、IT産業の発展に寄与することを目的に掲げる。弘前市のマスコットキャラクター「たか丸くん」を制作したデザイナー・せのおしょうごさんが「青森に恩返しがしたい」との思いから2016(平成28)年に立ち上げた。
ゲーム企画制作会社「デザインアクト」(東京都渋谷区)社長の山本恵里香さんは「『青森から離れることなくゲームの仕事がしたい』『家業と両立したい』といった希望をかなえながら、現在までに15人のクリエーターが所属している。最初はできなかったことでも、10年たつとスキルを身につけてさまざまなプロジェクトに関わるようになっている」と話す。
同プロジェクトではこれまで、「モンスターストライク」プロモーションアニメーション制作、「ひみつのアイプリ」「ポケモン Kid TV」などのイラストレーション、アニメーション制作などに携わった。
説明会では、2D・3Dデザイナー、アニメーター、プログラマーといったゲーム開発に直結する職種の募集に焦点を当て、プロジェクトの仕組みや登録の流れなど説明する。会場では同社が開発中のオリジナルゲーム「SPARK!ーPHOTON BLASTー」の試遊体験も行う。
13時30分開場、14時開演。参加無料。申し込みはグーグルフォームで受け付ける。10月30日まで。