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青森のリンゴ・彩香は「あおり9」に 商標更新せず、品種名に呼び名を変更

店頭に並ぶリンゴ「彩香」

店頭に並ぶリンゴ「彩香」

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 青森県が開発したリンゴに使われていた商標「彩香」の使用契約が切れるのに伴い10月28日から、流通上の呼び名が品種名「あおり9」に変わる。

リンゴ「彩香」

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 「彩香」は、青森県産業技術センターりんご研究所(青森県黒石市)が2001(平成13)年に品種登録したリンゴ「あおり9」に使ってきた商標。「キユーピー」(東京都渋谷区)が所有していたため生果実にのみ使用を許可してもらい、青森県が使用契約を結んでいた。

 青森県農林水産部りんご果樹課によると、契約を更新しないと決めた2015(平成27)年からリンゴ農家には周知してきた。更新しない理由は、着色しにくいなど栽培の難しさで生産量がなかなか増えなかったからという。

 弘前のダンス&ボーカルユニット「りんご娘」のメンバーも使っていたことから、商標の使用停止を惜しむ声もある。弘前の市場「虹のマート」内の「山金」でリンゴを販売し、彩香さんが「推し」だったという小山内亨祐さんは「呼び名が変わるのは寂しいが、『あおり9』がなくなるわけではないので、後世にしっかりと伝えていきたい」と話す。

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