弘前市は3月12日、弘前大学を中心とした市内に防犯カメラと防犯灯を設置した。
弘前市内20カ所に設置された防犯カメラと50カ所に設置された防犯灯のマップ
同市は、6つの大学を有する学園都市。総学生数は1万人以上といわれ、教職員の数を加えると同市の人口の約6%が大学関係者となる。近年、女子大生を対象とした犯罪や子どもに対する声掛けなどが多発しており、学生や子ども向けの防犯体制の強化が求められていた。
防犯カメラの設置は同市としては初の取り組み。2月4日に20台の設置が完了し、3月12日には防犯カメラ設置場所付近に50台の防犯灯を設置した。設置場所に関しては、弘前大学の学生や大学周辺の地元町会へヒアリングを行い、防犯街歩きなどのワークショップを開いて決めたという。
屋外用ドームカメラ一体型レコーダーとなる防犯カメラの映像サイズは1280×960ピクセル。常時録画した映像データは各カメラに組み込まれたメモリーカードに約2週間記録される。保存期限の過ぎた古い映像は自動的に上書きしていく形で削除していく。
犯罪捜査のために提供を求められた場合や犯罪抑止以外の目的に利用する場合のみ、映像を開示する。問い合わせは市民協働政策課市民生活係(TEL 0172-35-1664)まで。