
写真展「永野雅子写真展 シソンヌじろうさんの弘前散歩」が8月21日、中央弘前駅構内にある「ギャラリーまんなか」(弘前市吉野町)で始まった。
弘前を散策するシソンヌじろうさんの写真約60点を展示する同写真展。約2年半にわたってじろうさんを撮影した写真家・永野雅子さんは「弘前にいる素のじろうさんに衝撃を受けて始めた企画だった」と話す。
埼玉在住の永野さんは、2002(平成14)年に開催された現代美術家・奈良美智さんの個展で初めて弘前を訪れて以来、個展を開くなど何度も訪れるようになった。2022年には弘前れんが倉庫美術館で開催された「もしもし、奈良さんの展覧会はできませんか?」に出品。永野さんの写真は、同美術館の収蔵作品となっている。
永野さんによると、じろうさんを初めて知ったのはじろうさんが演じる「黄金原聡子」で、それ以来ファンとしてじろうさんを追うようになったという。じろうさんが弘前出身と知ったのはファンになってから。「自分の故郷をSNSで発信するほど弘前愛のあるじろうさんを、弘前で撮影したくなった」と永野さん。「濃いキャラクターを演じるじろうさんしか見ていなかったから、素のじろうさんにより衝撃を受けた」とも。
会期中、永野さんが在廊する。会場では、写真展で展示した写真やほかのカットも収録した写真集「じろうさんの ひろさき さんぽ」を販売する。64ページ。価格は3,000円。
永野さんは「美しい弘前の四季をじろうさんと一緒に撮影した写真。じろうさんの弘前愛と不思議な魅力のある弘前を見てもらえたら」と話す。
開催時間は10時~18時。入場無料。8月25日まで。