
弘前中央食品市場(弘前市土手町)の解体が5月8日、始まった。
2022年3月に閉店した同市場は、1972(昭和47)年に開業し、当初は30店の店が並んだ。約300坪の敷地に立つ建物の奥行きは約70メートル。通り抜けられる構造が特徴で、北東と南西に出入り口がある。
老朽化した建物と土地は閉店後、不動産業「大川地建」(城東4)が買収した。大川地建では活用法を検討していたが、築50年以上の建物の再活用は困難と判断。解体して整地するという。
同社の大川誠社長は「将来的には居住してもらえるような場所にしたいが、しばらく様子を見たい。芝生などを植え、通り抜けできる広場にする」と話す。
解体工事は6月中旬ころまでを予定している。