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弘前公園の「桜のハート」見頃 雪害乗り越えて今年も

空にハートを描く「桜のハート」

空にハートを描く「桜のハート」

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 弘前公園の「桜のハート」が現在、見頃を迎えている。

ハート型に見える「桜のハート」

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 1700本のソメイヨシノをはじめ、八重桜やシダレザクラなど52品種が咲く同園。開花状況は園内のスポットで異なり、外堀のソメイヨシノは4月22日に満開を迎え、西堀西岸と園内は4月23日に満開を迎えた。

 隠れスポットとして人気の高い「桜のハート」は、2本のソメイヨシノの枝が重なり空にハート型を描く場所。2015(平成27)年夏ごろに弘前公園を管理する公園緑地課の樹木医(桜守)・橋場真紀子さんが偶然見つけた。橋場さんによると、弘前公園のサクラはリンゴの剪定(せんてい)技術を使った管理で知られるが、「桜のハート」は2、3本切る程度でほとんど剪定を行っていないという。

 橋場さんは「自然にできていた形で、剪定をしたところでハートに見えるようにすることは難しい。(桜のハートを)見つけた時は、実際に見るより写真で見た方が映えるのでSNSで受けると思った」と振り返る。

 今年は積雪が多く、弘前公園内でも松の倒木や枝折れがあった。「桜のハート」がある周辺でも、松の木が倒れる大きな被害があった。橋場さんは「『桜のハート』に雪害がなかったことは奇跡に近い。また多くの人に見てもらえることがうれしい」と話す。

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