
イベントスペース「ニューテアトル弘前」(弘前市桶屋町)がオープンするのに先立ち、スペース内にカフェバー「アトレ座」が4月10日、オープンした。
繁華街・鍛治町にあった元成人映画館「テアトル弘前」の有人窓口跡をリノベーションした同店。同館が入居していたスナックビル「グランドパレス2号館」は、オーナーの不動産業「キンキエステート」(大阪府大阪市)が手がけるリノベーションの一環で、イベントスペース「ニューテアトル弘前」のオープンに先立ち店を開いた。同社は、スナックやバー跡地をオフィスやレンタルスタジオなどにリノベーションしている。
店舗面積は7坪。席数は、カウンター=5席、テーブル=4席。カウンターはL字型。カフェバー「Ripen(ライプン)」(鍛冶町)を経営する中野渡卓也さんが「アトレ座」店主と「ニューテアトル弘前」の支配人を兼ねる。
中野渡さんは「50年にわたって続いた映画館としてのテアトルの文化的な要素は残しつつ、イメージは刷新したい。老若男女誰もが気軽に立ち寄れるような場になれば」と話す。店名はテアトルの英語表記を組み替えた。「ニューテアトル弘前」は4月29日にグランドオープンする。
メニューはポップコーン(330円)やフライドポテト(380円)、アップルパイ(660円)、月替わりのパフェ(748円)などを提供する。スイーツは月替わり。ソフトドリンクは、コーヒー(495円)、コーヒートニック(660円)、リンゴジュース(660円)。アルコール類は、テアトルやニューテアトル(以上、1,430円)などオリジナルカクテルのほか電気ブラン(440円)を用意する。
ランチメニューはナポリタン(880円)やグラタン(1,210円)など。提供時間は12時~14時30分。アラカルトメニューは、レバーペースト(495円)、チーズの盛り合わせ(660円)、エビのアヒージョ(880円)、カツレツ(990円)などを用意する。同16時~22時30分。
弘前で理学療法士として働いていたが、退職して開業に携わったという店長の三上菜月さんは「生まれ育った弘前のために何かをやろうと考えていた。ランチを提供したり女性の独り客に足を運んでもらえる店にしたりしたい」と意欲を見せる。
営業時間は12時~23時30分。月曜定休。