「弘前城雪燈籠(どうろう)まつり」が2月7日、弘前公園(弘前市下白銀町)で始まった。
弘前市民が作った雪灯ろうや雪像の設置、大雪像をスクリーンにしたプロジェクションマッピングなどを展示する同イベント。今年は大雪のため弘前公園内で立ち入り禁止エリアを設けるなどの対応があったが、一部を除きほぼ入場ができる開催となった。
祭りの目玉である大雪像は、1894(明治27)年に開業した「弘前駅初代駅舎」を制作。開業130周年を迎えたことからテーマに選ばれた。雪像の高さは7メートルで幅16メートル。大雪像へのプロジェクションマッピングは、17時30分から30分間隔で19時30分まで行う。
西の廓(くるわ)では約300基のミニかまくらや、北の廓では「弘前雪明かり」と題し、参加者たちが置いたキャンドルをともす。津軽錦絵大回廊は冬でも「弘前ねぷたまつり」の雰囲気を楽しんでもらおうと、ねぷたまつりで使われたねぷた絵を展示している。
そのほかステージイベントがあり、2月9日17時30分からはワハハ本舗所属のタマ伸也さんが出演。四の丸では約20店の露店が並ぶほか、公園内に設置する物産販売館では友好都市・太田市や今治市の物産販売を行う。
毎年祭りを見に来ているという40代女性は「今年は例年以上に外国人が多いように感じる。雪の中で祭りを楽しんでいるようで地元民としてうれしい」と話す。
開催時間は10時~21時(最終日は20時まで)。入場無料。2月11日まで。