和菓子メーカー「ラグノオささき」(弘前市百石町)が10月28日、ネスレ日本(兵庫県神戸市)と開発した「キットカット パティシエのりんごスティック味」を再発売した。
青森県産リンゴのパウダーを練り込んだクリームをウエハースにサンドし、アップルパイ風味のホワイトチョコレートでコーティングした同商品。ラグノオささきが監修し、同社の看板商品「パティシエのりんごスティック」をキットカットで再現した。
2004(平成16)年に販売を始めた「パティシエのりんごスティック」は、シロップ漬けの青森県産リンゴで作ったパイで包み焼きしたスティックタイプのアップルパイ。2013(平成25)年には全国菓子大博覧会で金賞に選ばれた。商品名は会社名でもある「ラグノオ」が菓子職人の名前だったことに由来する。
「キットカット パティシエのりんごスティック味」は2020年11月に発売。販売は地元店のみで、2021年5月ごろから休止していたが、ネスレ日本からの誘いで今回の再発売が決まった。ラグノオささきマーケティング部商品企画課の細野夕紀さんは「たいへんうれしい話だった。前回は地元民が購入して県外の人に送ったという話も聞いたことがあった。青森県のお土産として広く県外や海外の人にも手に取ってもらいたい」と話す。
価格は972円。東北エリアの土産店のほか、「ラグノオささき」チェーン店で販売する。