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弘前公園近くに甘味処「笑福」 3代続く場所で出店

「笑福」店主・三浦祐希さん

「笑福」店主・三浦祐希さん

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 「甘味処『笑福』」(弘前市和田町、TEL 090-7237-6991)が6月2日、弘前公園近くにオープンした。

看板商品の一つ「あんまき」

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 自家製つぶあんを使った大福などの和菓子とフレーバーティーなどを提供する同店。27歳の店主・三浦祐希さんが「食事処かしわや」の跡地に出店。「かしわや」は三浦さんの祖母が40年以上前に始めた「齊藤食堂」跡で、「齊藤食堂」で人気のあった大福を引き継ぎ、甘味処として開業した。

 三浦さんは高校卒業後、地元のドラッグストアなどで働いたが、新しい仕事に挑戦したいと昨年上京。洋菓子店で働いていた。今年4月に「かしわや」が閉店となり、店を引き継がないかと親戚に誘われたことをきっかけに、三浦さんは弘前に戻り、開業を決意した。「いつか店をやりたいとは思っていたが、まさかこんなに早くなるとは考えていなかった」と三浦さん。

 自家製つぶあんは祖母からレシピは受け継いでおり、北海道産を使い、毎朝5時間かけて銅鍋で手作りする。看板商品の「あんまき」(180円)はどら焼きより薄い生地にあんこを巻いた菓子で、親戚からの提案で商品化したという。三浦さんは「招きギツネのイラストや店内の内装も親戚が手伝ってくれた。親族総出で出店を応援してくれた」と笑顔を見せる。

 メニューは大福、よもぎ大福(以上、140円)、おはぎ(210円)やホットサンド(400円~)、あんみつ(450円)、アイスのせコーヒーゼリー(350円)ほか、レアチーズケーキ(300円)などの月限定メニューを用意する。ドリンクは水出しアイスコーヒー(450円)やコノハト茶葉店(青森市)の茶葉を使った煎茶(300円)や、「焼き林檎(りんご)ほうじ茶」(以上、400円)など。

 「かしわや」は三浦さんの母が祖母から場所を引き継いで始めた食堂であることから、同じ場所で3代にわたって出店したことになる。三浦さんは「『笑う門には福来る』から名づけた店名。店内ではくつろいでもらい、私の作ったあんこで笑顔になれるような店にしたい」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~17時(イートインは11時30分から)。月曜定休。

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