ドーナツ専門店「りんご町のドーナツ屋さん」が3月9日、弘前市早稲田にオープンした。
札幌のドーナツ・ベーグル専門店「ふわもち邸」のサポートを受けて出店した同店。店主を務める秋田県大館在住の工藤淳哉さんは「弘前には友人が多く、出店するなら弘前と決めていた」と話す。
工藤さんは団体職員として働き、出張先などでスイーツや甘いものを食べ歩いていた。2010年ころに札幌へ出張した際、友人から勧められた「ふわもち邸」のドーナツに感動し出店を志したという。
昨年9月から札幌での研修に工藤さんは参加し、「ふわもち邸」のドーナツ作りを学んだ。北海道産小麦を使い、「ふわふわもちもち」の食感を出すため、一つ一つ手作りする。工藤さんは「子どもから年配まで何個でも食べたくなるようなドーナツ作りを学べたことは大きな経験となった」と話す。
メニューは、青森県産の牛乳を使った「みるく」(200円)、イチゴチョコレートを追加した「いちごみるく」(270円)、ココア生地の「ちょこれーと」(230円)、「きなこティラミス」(270円)、コーヒー生地の「キャラメルマキアート」(270円)、「カフェオレ」(230円)など。同店限定商品は、「アップルパイ」「十勝あんこ」「アプリコットクリームチーズ」「りんごとクリームチーズのタルト風」など(以上、270円)6種類をそろえる。
オープンから2週間、連日完売が続いているという。現在はドーナツの購入制限があり、1組10個までとなる。工藤さんは「機械は使わず全て手作りのため数に限界がある。購入できないお客さまには不便をおかけするが、ご理解いただければ」と話す。
営業時間は10時~16時。月曜・火曜定休(祝日の場合は営業)。