ゼンリン(北九州市)がXに投稿した弘前市の「りんごのカーブミラー」が現在、話題を集めている。
「りんごのカーブミラー」は弘前市が2001(平成13)年に整備した「弘前市りんご公園(以下、りんご公園)」の開園に合わせて設置したリンゴの形をした道路反射鏡。弘前市内にはりんご公園周辺のほか、弘前市民体育館近くにもある。
ゼンリンが2月27日に投稿したポストは「りんご好きの私からすると、青森県のカーブミラー控えめに言って最高です」(原文ママ)とし、「常盤坂入口」バス停近くにある「りんごのカーブミラー」を写真付きで紹介。7000件以上のリポスト、5万件以上のいいねが寄せられている(2月29日21時現在)。
リンゴはシーズンになれば毎朝食べるという同社X担当者は「撮影したのは今年2月11日。リンゴのフォルムとカーブミラーの円と色が見事にマッチした『りんご推し感』をどうしても紹介したくなった。投稿を見て弘前に行きたいと思ってくれるとうれしい」と話す。
「かわいい、すてきといった反応が多い中、印象に残ったのは地元の人からの感謝の声。紹介してくれてありがとうございますと喜んでもらった反応もあり、うれしかった」とも。
「りんごのカーブミラー」を管理する弘前市の担当者によると、2000(平成12)年度に「地域資源を活用した豊かな産業のまち」を目指し、りんご公園の入り口に「りんごのカーブミラー」を1基設置した。現在、市が管理している「りんごのカーブミラー」は4基だが、町会が設置した「りんごのカーブミラー」もあるため、数は把握していないという。
「りんごのカーブミラー」のほか、市内にはリンゴの形をした時計やマンホール、リンゴのオブジェを乗せたポストなどもある。同担当者は「リンゴの生産量日本一の街ならではの取り組み。市内にはリンゴの何かがたくさんあるので見つけにきてほしい」と話す。