「ジュンク堂書店 弘前中三(なかさん)店」(弘前市土手町)が4月30日、閉店する。
2012(平成24)年5月にオープンした同店。オープン当初は6階と7階を売り場とし、規模としては青森県内最大の書店として営業した。2018(平成30)年5月に売り場を6階に集約。地元出身アーティストなどのサイン会を開く企画にも力を入れてきた。
同店閉店に伴い、同フロアにある文具店「MARUZEN(マルゼン)」も閉店する。1月20日から「感謝セール」を行うほか、感謝企画も予定している。
弘前中心市街の土手町では、2019(平成31)年5月に「紀伊国屋書店 弘前店」が、2000(平成12)年「今泉本店」に閉店した。相次いで書店がなくなっていくことから、地元では惜しむ声も多く聞かれる。弘前在住の50代男性は「専門書が多くあり重宝していた。小規模でも良いので残してほしかった」と話す。