「三世寺(さんぜじ)温泉」(弘前市三世寺、TEL 0172-95-2662)が12月15日、公衆浴場営業を再開した。
1986(昭和61)年に創業し、40年近く地元住民を中心に利用されていた同施設。今年2月末に施設の老朽化などの理由で営業を終了していたが、一般財団法人「医療と育成のための研究所清明会」に経営者が代わり、再スタートすることになった。
同法人としては、宿泊施設も併設する「三世寺温泉」を療養施設として改修しようと考え、6月から準備を進めていたが、修繕にはさらに時間がかかると判断。工事中も地元住民から公衆浴場の復活を願う声が多くあったため、まずは公衆浴場を営業することにしたという。
浴場施設は全面改修し、タイルの張り替え、洗い場のパーティションの新設、サウナ室の拡幅など、外壁やフロントロビーも一新した。券売機の札や大浴場の湯口ライオンなどは改修以前のまま、源泉かけ流しも継続する。
現在は公衆浴場のみの営業で、12月23日から家族風呂をオープンする。家族風呂は4室あり、トイレと脱衣所のほか、6畳の休憩スペースを備える。家族風呂は電話のみの予約制で営業時間は8時~21時。料金は1時間=1,500円。
柳谷誠事務長は「施設の改修はこれからも進め、三世寺温泉をさまざまな形で活用していきたい」と意欲を見せる。
営業時間は6時~22時。料金は、大人=480円、中人(12歳未満)=170円、小人(6歳未満)=80円。毎月第3木曜定休。