「中華そば クド」(弘前市大町)が11月1日、オープンした。
昔ながらの中華そばを提供する同店。店主の阿部拓也さんは子どものころからラーメンが好きで、ラーメン店を自分でやりたいと考えていた。自分の名前が入った店名に憧れたが、「阿部」よりは母親の旧姓で、青森県で一番多い苗字「工藤」の方がいいのではと、「クド」にした。
「麺房十兵衛藤崎店」(藤崎町)の店長などを経験した阿部さんは、今年8月に退職し、独立に向けて準備を始めた。当初は黒石や平川での出店を考えていたが、雑居ビル「日比谷センター」1階の同テナントに決めたという。「店のレトロさが気に入った」と阿部さん。
最大の特徴の平打ち麺は、パンに使う小麦を使った自家製麺。阿部さんは「食べ応えともちもちの食感がある珍しい麺。平打ち麺の太さを選べるが、『太い』『細い』ではないため、『厚い』『薄い』とする」と話す。現在は薄い平打ち麺のみだが、オペレーションが整い次第提供する。
店舗面積は約3坪、席数はカウンター席8席。メニューは、中華そば、塩中華そば(以上、中=750円、大=850円)、ごはん(100円)。11月中旬以降は、「節鶏そば」(850円)や限定メニュー、トッピング、「鶏の煮込み」「穂先メンマのラー油あえ」などのサイドメニューを提供する予定。
阿部さんは「平打ち麺が受けいれてもらえるのか不安だったが、手応えは感じている。長く愛されるような何度でも食べてもらえるラーメン店を目指したい」と意欲を見せる。
営業時間は11時~15時。火曜、第3月曜定休。