学ぶ・知る

弘前で過ごした思い出はペアタトゥー 「どさ」「ゆさ」、津軽弁に友情込め

「どさ」を入れたジャクソン・ピーチさん(左)と「ゆさ」を入れたマット・バーンスタインさん(右)、写真提供:ピーチさん、バーンスタインさん

「どさ」を入れたジャクソン・ピーチさん(左)と「ゆさ」を入れたマット・バーンスタインさん(右)、写真提供:ピーチさん、バーンスタインさん

  • 195

  •  

 ALT(外国語指導助手)として弘前に滞在していた外国人2人が入れた津軽弁のペアタトゥーについて、2人から話を聞いた。

「どさ」のタトゥー

[広告]

 ペアタトゥーを入れたのは、米国人のジャクソン・ピーチさんとマット・バーンスタインさん。2人は2013(平成25)年、ALTとして弘前に赴任して知り合った。初の海外で、日本好きだった2人はすぐに意気投合し、異国での生活の中で友情が生まれた。米国へ帰国後、弘前で過ごした時間を形にしようとペアタトゥーを入れることにした。

 入れたタトゥーは津軽弁で「どさ」「ゆさ」。「どこへ行く?」「温泉へ行く」という意味で、最も短い津軽弁の会話として広く知られているフレーズがペアタトゥーとして「最適だった」(バーンスタインさん)という。

 日本のアニメ好きで、好きなアニメのセリフ「お前が信じるお前を信じろ」というタトゥーをすでに入れていたピーチさんは「ペアタトゥーを考えた時、正直迷った。日本オタク過ぎると思われるのではと考えたが、津軽弁は私たちが好きな弘前の象徴。『けやぐ(津軽弁で友達という意味)』でも良かったのかもしれないが、『どさ』『ゆさ』は意味こそ地味だが有名な会話で、2人で1つという意味合いでもぴったりだと感じた」と振り返る。

 2人は8月16日、ロサンゼルスでペアタトゥーを入れた。「どさ」「ゆさ」を知らない日本人からランダムに平仮名を並べたと勘違いされることはあるが、弘前の友人や元同僚からは想像以上に好意的な反応があったという。

 「隣り合う部屋に住んでいたこともあり、雪が積もる冬の夜にビールを飲みながらマリオカートをよくプレーした」とバーンスタインさんとの思い出を振り返るピーチさん。「米国への帰国後も、たまに会っている」と近況を話す。

弘前経済新聞VOTE

「すじこ納豆」を食べますか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース