暮らす・働く 学ぶ・知る

青森・津軽地方の水田で秋の風物詩 暑さで刈り取り早まる

津軽地方では一本の棒で稲を天日干しする

津軽地方では一本の棒で稲を天日干しする

  • 117

  •  

 青森・津軽地方の田んぼに今年も稲を天日干しする「棒かけ」が並び始めた。

田んぼに立つ棒かけ

[広告]

 津軽地方では、稲の天日干しは一本の棒を立て、稲を交互に積み重ねていく「棒かけ」が通例となっている。現代は乾燥機による乾燥が主流となっているが、主に家庭用や小さな水田では「棒かけ」による天日干しを行う農家も多い。

 今年は例年より気温が高かったことから、刈り取りは早まる見込み。青森県では平年より10日程度早まると予測している。

 田舎館村の米農家の40代男性は「まだ残暑で稲刈り作業は大変になりそう。うちではもう棒かけを作らなくなったが、今年も棒かけの景色を見ると秋の訪れを感じる」と話す。

 名古屋から観光で訪れていた40代女性は「愛知とは違う天日干しの風景があり、それだけでも新鮮だった。青森は名古屋より涼しいと思って来たが、名古屋の方が涼しい」と笑顔を見せる。

弘前経済新聞VOTE

「すじこ納豆」を食べますか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース