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弘前の「たこ焼き・駄菓子 のん」、1周年 子どもたちが楽しめる店づくりで

店主の奥村のどかさん

店主の奥村のどかさん

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 「たこ焼き・駄菓子 のん」(弘前市南横町、TEL 090-5598-8572)が9月11日、オープン1周年を迎える。

駄菓子が並ぶ店内

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 5円から販売する駄菓子やテイクアウトのたこ焼きを提供する同店。店主の奥村のどかさんが昨年9月11日にオープンした。「リピーターが増えたり、子どもたちだけで買い物に来てくれたり、最初は不安だったが、1年続けることができた」と奥村さんは振り返る。

 コンビニエンスストアで働いていた奥村さんは、子どもたちが100円で菓子を買えないことや客とのコミュニケーションが希薄になっていることに違和感を覚え、昔行くことが楽しかった駄菓子店を始めようと考えるようになったという。

 「自分の子どもにも駄菓子店のわくわく感を味わってほしかった」と奥村さん。当初は駄菓子販売のみで考えていたが、周囲の意見を聞き、居酒屋跡だった同テナントに調理場があったことからたこ焼きを提供しようと決意。特製のソースを使ったたこ焼きは好評で、常連客などの要望を聞き、月替わりメニューを提供するようにもなった。

 駄菓子は業者から仕入れるが、子どもから欲しい駄菓子を聞き取り、奥村さん自身がネットで購入することもあるという。「こどもチケット」は友達に同行して何も買えずに帰って行く子どもがいたことから始めた制度。大人が子どもに進呈するチケットで、駄菓子100円分などのチケットを購入してもらい店頭に置くことで、希望する子どもが使えるようにしている。

 9月10日には1周年イベントを開催する。たこ焼きメニュー全品を50円引きで提供するほか、「カランカランアイス」(100円)や「らくがきせんべい」(150円)などを販売する。

 奥村さんは「もっと子どもたちが気軽に集まることができたり、もっと家族で楽しめたりするような店にしていきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~18時(土曜・日曜・祝日は10時から)。水曜、第3土曜定休。金曜・土曜・日曜には夜間も営業する。夜間の営業時間は18時30分~22時。

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