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100円自販機、200メートルの範囲に3カ所目の新規参入 価格は維持

200メートルの範囲に並ぶ100円の自動販売機

200メートルの範囲に並ぶ100円の自動販売機

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 岩木山神社(弘前市百沢寺沢)へ通じる百沢街道沿いの200メートルの範囲に3カ所目の100円自動販売機(以下、自販機)が登場して、8月で2カ月がたった。

100円で販売する自動販売機

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 100円でドリンクを販売する各自販機を管理する業者はそれぞれ異なり、「100円」と大きく張り出している。農家や地元の人たちが朝夕に利用することが多く、岩木山神社の参拝や岩木山の登山など観光客の利用も多い。

 2019年に閉業した百神商店(百沢寺沢)前に設置している自販機は、同商店の店主だった神光弘さんが管理する。神さんは「利益は年々に少なくなっているが、ワンコインで気軽に買ってほしいので100円で続けている」と話す。「100円以上のドリンクも用意して、バランスを取って販売している」とも。

 岩木山神社に近い自販機は2008(平成20)年、「100円」と打ち出して販売を始めた。管理する中野隆夫さんによると、「中野商店」跡を譲渡された際に価格を100円に設定し直し、販売を始めたという。「譲渡された自販機の売上は赤字。周囲には100円での販売に反対されたが、黒字に転換した」と中野さん。

 今年6月、街道沿いの空き地に「新規参入」したのは菊池商店(新里東里見)。100円のドリンクのほかに菓子類も販売する。担当者は「観光客や地元民の通行があり、商圏としては魅力的だった。先の2カ所に合わせて100円で勝負した」と話す。

 物価や電気代が高騰する中、3者いずれも値上げの予定はないという。理由は三者三様で、「常連客のため」(神さん)、「観光客にも喜んでもらいたいから」(中野さん)、「他店が上げない限り、値上げに踏み切れない」(菊池商店)。

 中野さんは「岩木山神社へと続く百沢街道は、かつて多くのにぎわいがあった。100円自販機で喜んでくれる人がいて話題を集められるなら『安い』。『新規参入』も歓迎する」と笑顔を見せる。

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