公式ツイッターへの投稿で弘南鉄道(青森県平川市)が1月30日、31日で営業を終了する「東急百貨店本店」(東京都渋谷区)にメッセージを送った。
投稿では、「弘前の弘南鉄道車内では、今日も『東急百貨店』のつり革が活躍しています!つり革を毎日使いながら、いつか行きたいと思っていました。55年の歴史に敬意を込めて!」というメッセージを「東急百貨店」のつり革広告の写真と共にツイートした。
弘南鉄道は、東急電鉄から譲渡された車両を現在も使っており、車内のつり革はそのまま使っている。つり革には、「東急百貨店」のほか「東急食堂」「東横のれん街」といった広告が残り、懐かしさを求めて訪れる関東からの観光客もいる。
ツイートへのコメントには、第二の人生を送る車両に残る昔の面影に賛辞が送られたり、東急線内で現役だった頃に車両を利用した人から改めて「懐かしい」という声が寄せられたりしている。
1967(昭和42)年に開業した東急百貨店本店の閉店は1月31日。閉店を惜しむ客の姿が連日、途切れなかったという。