弘前商工会議所青年部が2月25日・26日、「ニューウインタースポーツ SONDO(ソンド)」を開催する。現在、参加者を募集している。
「ソンド」は雪原をフィールドとして水性インクを使った水鉄砲のサバイバルゲーム。フィールドは横10メートル、縦36メートルに設定し、5人チーム制で相手のだるまを落としたチームの勝利となる。「Shootsnow Operation New Daruma Otoshi」の頭文字から取った名前で、津軽弁では「散らかっている」を意味する。
弘前商工会議所青年部の葛西晋さんは「昔は冬になれば子どもたちが雪合戦などで遊んだものだが、今はテレビゲームで遊ぶ子どもが多く、時代とはいえ残念なことでもある。今の時代に合わせた雪遊びを提案したいと考えたのが始まり」と話す。
ルールやゲーム内容は試遊を重ねて作り込んでいるという。「インクの濃さは何度も試して決めた色合い」と葛西さん。フィールドにはリンゴの木箱を重ねた壁を設置し、雪で覆う。子どもが有利になるような高さにするという。審判は4人を配置し、胸と背中に貼る半紙に色が付けば、基本的に退場となる。
戦略性を高めるため、ビニール傘やインク入りの水風船を用意するほか、勝敗が決まらなかった場合は付着したインクの広さなどで決めるという。
出場者には、「SONDOスーツ」やゴーグル、ヘルメット、手袋などを無料で貸し出す。葛西さんは「『SONDOスーツ』は、市販の防護服にはっ水スプレーを吹きかけるもの。防汚スプレーなども用意するため、汚れないように楽しめるゲームになる」と話す。
出場条件は5人1組で、参加無料。弘前市の助成金「市民参加型まちづくり1%システム」を活用する。会場は弘前市りんご公園(弘前市清水富田寺沢)で、中学生以下の「ジュニア部門」と大人も参加できる「ファミリー部門」に分ける。申し込みはGoogleフォームとファクスで受け付ける。
葛西さんは「雪上ならではのゲーム。観戦でも楽しいと思うので、将来的には観光コンテンツとして発信できれば」と意欲を見せる。
開催時間は9時30分~15時。観覧無料。