JR北常盤駅構内に12月6日、ラーメン専門店「麺屋ぽっぽら」(南津軽郡藤崎町)がオープンした。
北常盤駅にある藤崎町の施設「コミュニティプラザ ぽっぽら」にオープンした中華そばのみを提供する同ラーメン店。横浜や青森のラーメン店で合わせて10年以上の経験を積んだ店主の福士雄太さんが独立開業した。
福士さんは高校卒業後、進学のため上京。ラーメン店でアルバイトをしたことをきっかけにラーメン店で働くようになった。独立も視野にUターンしたのは2013(平成25)年。「中華そば ひらこ屋」(青森市)などを運営する「らいもん」で働き、今年3月に退社。独立の準備を始めた。
「当初は弘前での出店を考えていた」と福士さん。テナント探しが難航し、独立するタイミングが今ではないのかもしれないと一時は開業をあきらめたという。そんな中で福士さんは「ぽっぽら」のテナントを紹介された。
「ぽっぽら」は2001(平成13)年にできた待合場を備えた交流スペースで、カウンターで仕切られた調理場もあった。「昨年12月からラーメンカフェが撤退し、空いたままになっていた。地元の子どもたちが帰宅前に集まるような場所でもあり、管理者が必要だった」と福士さん。「提供したいラーメンは、しょう油ベースの中華そばだったため、調理するには十分の場所であった」とも。
メニューは中華そば(中=650円、大=750円)のみ。トッピングは、チャーシュー(250円)、メンマ(150円)、味玉、ライス(以上100円)を用意する。
オープンから1週間がたち、「順調なスタートを切れている」と福士さん。「地元の同級生や横浜の仲間や関わった人たちからのお祝いメッセージが送られてきたり、足を運んでくれたりすることがうれしい」と話す。「ラーメン店で働いた経験を生かして地元の藤崎や地域を盛り上げたい」と意欲を見せる。
営業時間は10時30分~16時。月曜定休。