青森・五所川原にある津軽鉄道のストーブ列車が12月1日、運行を始めた。
石炭のダルマストーブが車内に備わった津軽鉄道の冬季運行列車。暖を取る手段として1930(昭和5)年に始まり、冬の風物詩として定着。現在では県外の観光客も訪れるようになっている。
運行初日の青森県内は冬型の気圧配置が強まり全域で積雪し、五所川原周辺も時折ふぶくような天候となった。「ストーブ一番列車出発セレモニー」では津軽鉄道社長の澤田長二郎さんが「絶好のストーブ列車日和」と宣言。ストーブ列車の2車両に50人が乗り込んだ。
埼玉から青森に観光で訪れていた60代男性は「青森は何度か来ていたが、ストーブ列車は初めて。冬の観光こそが青森観光の魅力なのでは」と笑顔を見せる。
乗車には運賃のほかに500円がかかる。運行は3月31日まで。