弘前れんが倉庫美術館隣にあるカフェ&レストラン「BRICK(ブリック)」(弘前市吉野町、TEL 0172-40-2775)で11月13日、ねぷた絵のアートタイツの先行販売が始まった。
アートタイツは、レギンスとタイツ、アームカバー、マスク2種類で、ねぷた絵師・聖龍院(八嶋)龍仙さんが描き下ろしたねぷたのぼたん絵をモチーフにしたデザイン。製造・販売は「tokone(トコネ)」(東京都)が手がける。
アートタイツを企画したのは、「ねぷた組師」の名人として知られた大川徳次郎を祖父に持つ津軽サイバーメディア(弘前市城東中央)の大川丞さん。コロナ禍でねぷた絵師の活躍できる場が少なくなってしまったことから2年前から準備を進めていた。
デザイン自体は2020年に完成していたが、実際にねぷたまつりを体験したいというトコネの意向があり、完成までに2年を要したという。大川さんは「ねぷたを街の文化として、祭り以外に広げていきたいと考えた。アートタイツは、ねぷたを日常に取り入れられる新しい挑戦になった」と笑顔を見せる
先行販売は、美術館グッズや土産販売スペースもあり、地元の特産品などを取り扱う「ブリック」に依頼した。現在、同商品を購入できるのは「ブリック」のみ。ブリックの奈良岡真弓さんは「かわいいデザインなので、足を止めるお客さまも少なくない」と話す。トコネのオンラインショップでも年内の販売を予定する。
価格は、鬼ねぷた(ピンク)レギンスと牡丹ねぷた(黒)タイツが、5,280円、鬼ねぷた(ピンク)アームカバーは3,850円。鬼ねぷた(ピンク)マスクと牡丹ねぷた(黒)マスクは3,080円。