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弘前の「虹のマート」に「れいんぼうかふぇ」 Uターン女性が開業

弘前の市場「虹のマート」内にカフェ「れいんぼうかふぇ」がオープンして1カ月がたった。

弘前の市場「虹のマート」内にカフェ「れいんぼうかふぇ」がオープンして1カ月がたった。

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 弘前の市場「虹のマート」(弘前市駅前町)内にカフェ「れいんぼうかふぇ」がオープンして1カ月がたった。

テイクアウト用のカップで提供するコーヒー

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 弘前出身で2020年11月にUターンした小山萌さんが立ち上げた同カフェ。「虹のマート」が募集していた「チャレンジ出店」の1号店。若者の挑戦を応援しようという企画で、賃料や初期費用などを減額する。

 小山さんは中学を卒業し、デザインを勉強するために上京。「弘前から早く出たいという思いもあった」と小山さん。大学卒業後にデザイン会社に就職するが、コロナの蔓延により、自分のやりたかった仕事とのギャップを感じ始め退社。一時帰郷した。小山さんは「当初はまた東京に行くつもりだった」と振り返る。

 弘前に戻り、出会ったのがビールとTシャツの店「Ripen(ライプン)」(鍛冶町)を経営する中野渡卓也さん。カフェを始めようかと意気投合し、出店を決意。虹のマートの「チャレンジ出店」に応募し、オープンにこぎ着けた。10秒で決めたという店名「れいんぼうかふぇ」は、虹のマートのカフェだから。「ロゴは弘前でお世話になった人たち一人一人に書いてもらったもの」と小山さん。

 メニューはオリジナルブレンドのコーヒー豆を使った本日のコーヒー(420円)、本日のカフェオレ(470円)、ハンドドリップで入れるコーヒー(550円)や抹茶ラテ、りんご豆乳ラテ(以上、400円)など。コーヒー豆はライプンから仕入れる。今後はコーヒーに合う軽食なども考えていくという。

 小山さんは「弘前にはさまざまな活動をする人たちがたくさんいることに、戻ってから気づいた。次は私がチャレンジの場を教えたり、弘前を面白くしたりできれば」と話す。オープンして1カ月を振り返る小山さんは「接客業は経験あったが、虹のマートの距離感は独特で家族のように近い接客。最初は戸惑ったが、今は慣れて心地よい」と笑顔を見せる。

 営業時間は8時~18時。日曜定休。

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