お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」村本大輔さんの独演会「STAND-UP COMEDY SHOW(スタンドアップコメディショー)」が9月17日、「Eat and Talk(イートアンドトーク)」(弘前市和徳町)で開かれた。
会場は満席。オープニングアクトとして地元のねぷた集団「津軽Ventures(ベンチャーズ)」が「青森ねぶた」「五所川原立佞武多(たちねぷた)」「弘前ねぷた」の囃子(はやし)を演奏した。村本さんがステージ前だったにもかかわらず、演奏に加わって客席にマイクを向けたり掛け声で演奏を盛り上げたりする場面も見られた。
独演会は、8月語学留学のため訪れたロンドンでの出来事や時事ネタを中心に新作を披露。村本さんは「今日の独演会は、青森の人たちの心に秘めた熱いものを外に向かって爆発させていると感じた。会場が一つになって良いステージだった」と話す。
ウーマンラッシュアワーのファンで、独演会には初めて来たという30代女性は「村本さんは、世間に向かって言いたいことを言い炎上する人というイメージだった。独演会を見て、社会が抱えている課題や問題を『お笑い』を通して知るきっかけをつくっていた。村本さんへのイメージが大きく変わった」と話す。
30代男性は「村本さんのライブで自分の価値観を考えるきっかけになった。青森で行われた4回の独演会を見てきたが、見る度に村本さんの笑いが進化している」と振り返る。
村本さんは現在、渡米ビザ申請中で、取得次第ニューヨークへ渡るという。村本さんは「独演会や海外留学を通してさまざまな人たちと出会い、見える世界が変わっている。常に新鮮な気持ちで、人と話して、感じて、心が動いて、良いネタを生み出したい。今よりさらに良くなって戻ってきます」と笑顔を見せる。