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弘前市が生ごみ減量化容器「ミニ・キエーロ」モニター募集 バクテリアで生ごみ処理

弘前市で用意するミニ・キエーロ

弘前市で用意するミニ・キエーロ

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 弘前市が現在、生ごみ減量用容器「ミニ・キエーロ」の使用モニターを募集している。

提供される市販の黒土やプランターなどの一式

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 土の中にいるバクテリアの力で生ごみを分解し減量化する容器「キエーロ」。神奈川在住の夫婦が考案した生ごみの処理法で、近年全国各地の自治体でもキエーロの利用を推奨している。

 弘前市の「ミニ・キエーロ」モニターは20リットルが入る市販のプランターと黒土を使い、家庭から出る生ごみを処理し、1カ月後に使用感を調査票にまとめ市に提出する。同市では2020年から体験者モニターの募集を始め、今年で3年目。昨年は100個用意したが、当初の準備数を超えたためさらに100個追加した。

 環境課資源循環係の長内一浩さんは「家庭から出る可燃ごみの4割が生ごみ。ミニ・キエーロを使って、ごみの減量化や環境問題に関心を持ってもらいたい。ミニ・キエーロは体験後、返却の必要はないため、そのまま家庭で使っていただけたら」と話す。

 市内在住の一般家庭が対象で、先着順。1世帯に1個まで。引き渡しは、弘前市役所(弘前市上白銀町)2階の環境課と町田事業所(町田字筒井)で行う。重量が25キロとなるため車での引き取りと、個数に限りがあるため事前に電話やメールなどで申請状況の確認を推奨する。

 長内さんは「個人的に使ってみたところ、実際に2、3日で生ごみが分解されていた。水を含ませることがコツで、高い気温と風通しの良いところだとよりバクテリアは活発になる。分解しにくい物しやすい物があり、同封するマニュアルを参考に、生ごみが消える楽しみを体験してほしい」と話す。

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