青森・弘前公園の外堀と西堀西岸のソメイヨシノが4月20日、満開を迎えた。
約50万平方メートルの敷地に桜が52種約2600本ある同園。開花状況は園内によっても異なり、公園を管理する弘前市都市整備部公園緑地課が同日11時に発表した「さくら情報」によると、外堀と西堀西岸が満開になったという。
満開を発表しているのは、外堀と西堀西岸ほか、弘前城本丸の弘前枝垂れやピクニック広場のエドヒガンなど。園内の標準木は7分咲き、西堀東岸にある桜のトンネルは3分咲き、弘前公園最長寿のソメイヨシノは5分咲き、ヤエベニシダレは先始めとなっている。
青森地方気象庁発表によるこの日の弘前の最低気温は1.9度と4月上旬並みの寒さとなったが、14時17分には21.4度と5月下旬並みの暖かさとなった。満開を迎えた追手門や西堀では多くの花見客が、カメラやスマートフォンを向けて水面に映る桜などを撮る姿があり、「見ているうちに満開になった気がする」「良いタイミングに来れてよかった」といった声も聞かれた。
市では、園内(標準木)の満開は4月21日、桜のトンネルは4月22日、堀の水面に花びらが浮かぶ花筏(いかだ)の見頃は4月23日~4月27日と予想している。