子どもたちがリンゴのタルト作り体験-弘前でスイーツキット使い料理教室

スイーツキットの中にあるメニューの手順通りに従うと、30分~45分ほどでタルト作りは完成するという。使われているリンゴの品種は「アルプスおとめ」

スイーツキットの中にあるメニューの手順通りに従うと、30分~45分ほどでタルト作りは完成するという。使われているリンゴの品種は「アルプスおとめ」

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 リンゴのスイーツキット使った料理づくりを体験する教室「ベジスタinこどもりんご博覧会2014」が11月29日、弘前の集会所indriya(弘前市紙漉町)で開催された。

料理教室終了後の集合写真。右奥の列の白い帽子をかぶっているのが関浩司さん

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 同教室は、リンゴ生産量日本一の弘前市を架空の国と見なした「りんごの王国」で開催される「りんご博覧会」と、全国規模で展開される食育プロジェクト「ベジスタ」がコラボしたもの。

 今回のイベントでは、親子が楽しみながら料理できるように材料やレシピ一式を一箱にまとめたスイーツキットを用意。このキットを使い、本職のパティシエの指導の下、8組12人の子どもとその保護者がリンゴのタルト作りに挑戦した。参加した小学校1年生の佐藤潤平くんは「初めて料理をしたけど、思っていたより簡単に楽しくできた」と感想を語る。

 キットを考案した市内のスイーツ店「ボンジュール」(城東中央)オーナーシェフの関浩司さんは「従来の調理キットより工程は複雑だが、その分料理する楽しみを親子で体験してもらえたと実感している」と話す。「出来合いのお土産を手渡すより自分たちの手で作ったケーキを食べる方が、ずっと弘前のリンゴを思い出に残してもらえるはず」とも。

 キットは、12月6日・7日に大阪で開催される青森県産リンゴ直販イベント「りんごの惑星2」でもお披露目され、現地の子どもたちが販売体験を行う予定。倉持歩美ちゃん(11)は県産野菜を原料にした「おやさいクレヨンvegetabo(ベジタボー)」を使って大阪の子どもたちに手紙を書いた。「リンゴでできたクレヨンで弘前のリンゴの絵を描いた。大阪の子どもたちにもタルト作りの楽しさが伝わるとうれしい」と願いを込めたという。

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