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弘前のATM跡地にから揚げ専門店 オープン3日で1000人来店

ATM跡地に出店した「キッコーセイからあげ城東店」。中央は齋藤ひとみさん

ATM跡地に出店した「キッコーセイからあげ城東店」。中央は齋藤ひとみさん

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 弘前のATM跡地に9月10日、テークアウトから揚げ専門店「キッコーセイからあげ城東店」(弘前市和泉、TEL 080-8518-4973)がオープンした。

キッコーセイの2種のしょう油を使うから揚げ

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 リサイクルショップ「萬屋弘前城東店」駐車場内にあったATM跡地を活用した同店は、コンサルティング会社「ひろさき夢興社」(弘前市)が経営。昨年事業を受け継いだしょうゆ醸造元「キッコーセイ」(藤崎町)のしょう油を使ったから揚げを提供する。

 「ひろさき夢興社」社長の齋藤ひとみさんは「当社の主力であったアップルパイを中心とした物産が昨年から続く新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込み、新しい挑戦が必要だった。地元に密着した地域貢献をスローガンに消費量日本一になったことがあるから揚げに着目した」と話す。「から揚げは最後の晩餐に選ぶほど好き」とも。

 広さ8畳のATM跡を改装し、鶏小屋をイメージした建物に仕上げた。建物全体に遊び心をちりばめ、遠くからでも目立つようなカラーリングにしたという。から揚げは2度揚げにこだわり、提供するボックスは店をイメージした形で、から揚げのおいしさを保(たも)てるように2重底や空気穴などを作った。

 メニューは現在、「醤(しょう)油味」(大=2,160円、中=1,080円、小=580円)のみだが、10月1日から「みそ味」の提供を開始する。今後「にんにく味」「レモン味」を計画しているほか、キッコーセイのしょう油(1リットル~=864円~)や津軽みそ(大=2,700円、小=648円)も販売。

 注文は入り口にあるタッチパネル式の券売機から行う。カード払いやキャッシュレス決済にも対応する。提供番号や呼び出し番号はディスプレーに表示。から揚げは基本的に注文を受けてから揚げ、フライヤーは自動式。斎藤さんによると、県内では初導入の機材という。

 オープンから3日間で来店1000人を達成し、今月中に5000人を目指す。来月中旬には工場に併設した「藤崎店」をオープンする予定。斎藤さんは「現在はマスコットキャラクターの名前を募集している。投票箱を設置したりして、これからもお客さまと一緒に笑顔になれるような、楽しいことを仕掛けていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~19時。

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