「カレー&カフェ シエスタ」(TEL 090-2709-5018)が9月16日、弘前市石川にオープンした。
店名の「シエスタ」はスペイン語で「昼寝」や「昼休み時間」を意味し、「居心地の良い空間の提供」をコンセプトにした同店。居酒屋「こんな村」(弘前市川端)の系列店が入っていた建物に出店した。「津軽おのえ温泉 福家」(平川市)を手掛ける「タグボート」が運営する。
9月2日に同建物内にオープンした川村精肉店のコンサルティング業務を担当している「タグボード」社長の水口清人さんが、元喫茶店だった併設スペースに着目し、アンティークな雰囲気を活用したカフェを作ろうと考え出店した。「長時間利用したくなるような店づくりを目指す」と水口さん。
店舗面積は約90坪。客席数は50席。元喫茶店で使っていたテーブルや椅子などはそのまま活用し、シャンデリアなど洋モダンの要素をちりばめた。店内のテーブルは全て職人による一点物で、ファミリー層も気軽に利用できるようキッズスペースを作った。水口さんは「広い店内で換気もよく、席間隔も広い」と話す。
メニューは2種類のルーを選ぶ「お好み合掛けカレー」(1,000円)と「SIESTAキーマカレー」「青森りんごカレー」「欧風ビーフカレー」「太陽の恵みトマトカレー」(800円)。「お子様カレーランチ」(300円)も用意。ドリンクにはレギュラーコーヒー(400円)やラッシー(350円)、シードル(500円~)などのほか、セットメニューもそろえる。全て同一料金でテークアウトに対応する。
「今後は川村精肉店との連携や広い敷地を活用した店づくりを考えている」と水口さん。同店は弘前の郊外にあるが、アップルロードや国道7号線近くにあるため交通量が多く、岩木山が一望できる立地。水口さんは「購入した食材でその場でバーベキューができたり、屋外イベント会場を作ったり、敷地と立地を活用した場づくりに取り組んでいきたい」と笑顔を見せる。
営業時間は10時30分~15時(カレー提供は11時~14時)。火曜・水曜定休。