
弘前のバー「大衆BAR BASK」(弘前市本町)が9月13日、店内全面喫煙可能のランチ営業を始めた。
夜営業メインの同店は2011(平成23)年開業で、現在の場所に移転したのは2017(平成29)年。移転前にランチ営業は行っていたが、移転を期に夜営業のみとした。店主の竹内絵里子さんは「分煙は当たり前。喫煙スペースは限られ、肩身の狭い喫煙者のために食事と一緒にタバコも楽しめる昼の場を作ることにした」と話す。
当初はエスニック雑貨を扱った洋服店だった同店は、竹内さんの料理好きが高じて食堂を併設するようになり、現在のバーとなった。「おなかいっぱい食べてほしい」と考えたメニューは食堂で提供するような一般的な定食メニュー。「家族連れで入れるような食堂であるほど、喫煙者は食事と喫煙を楽しめない。せめて当店で提供したい」と竹内さん。
メニューは、豚バラ炒め定食、唐揚げ定食(以上、700円)、豚キムチ炒め定食、ユーリンチー定食(以上、800円)、煮込みハンバーグ定食(900円)のほか、週替わりメニューも用意する。ライスとみそ汁はお代わり自由、麦茶とコーヒーはセルフで提供する。持ち帰り用容器を設置するほか、テークアウトにも対応する。
「ランチ営業を始めたところ、食事と喫煙を楽しむサラリーマンの姿がさっそくあり、狙い通りだった」と笑顔を見せる竹内さん。「賛否あるかもしれないが、喫煙者が楽しめるランチもあっていいのでは」とも。
ランチタイムの営業時間は月曜~金曜=11時30分~14時(土曜・日曜休み)。夜営業時間は19時~24時。