青森・弘前に大手牛丼チェーン「松屋」が初出店すると現在、ネットで話題となっている。
話題の発端は「丸亀製麺弘前」(弘前市高田)に隣接し、「ハローマック弘前城東店」跡の空き地に工事掲示板が設置されたことから。工事名称に書かれた「松屋弘前高田一丁目店」の文字をネットユーザーらが指摘。拡散し、話題を集めた。
松屋は「松屋フーズホールディングス」の主要ブランドで全国に展開する。7月24日には秋田県に初出店し、東北自動車道「花輪SA」内にできたことから、今までの最寄り店が盛岡だった弘前のファンたちにも注目された。
SNSでは9月3日から、「松屋の弘前出店おめでとうございます」といった祝福の声が上がり始めると、ツイッターを中心に「悲願の松屋青森県でオープン、しかも弘前でって事で胸熱っす」「松屋に対抗するためにウチも全メニュー味噌汁つきにします」「弘前市民の反応が良すぎて、ずっとキーワード検索しちゃう人間になってる」(以上、原文ママ)との声が寄せられた。
同人誌「弘前に松屋を勝手に呼ぶ本」を2019(平成31)年に発表し、松屋ファンとして知られる弘前在住のツイッターアカウント「水(みくまり)分」さんは「花輪SA出店の興奮冷めやらぬうちに県内進出が決まり、とても驚いた。出店予定地は市内外ともにアクセスが良く、便利に来店できる立地。青森の『食卓』になるんだとしみじみ感じている」と話す。
松屋フーズホールディングス広報担当者の青木葉子さんによると、出店は事実で青森初出店としてオープンは11月上旬を予定しており、正式なオープン日はまだ決まっていないという。青木さんは「北東北は長く未進出エリアだったため、オープン前にも関わらず、ほかの地域にはない想像以上に反応がありうれしい」と話す。
弘前高田一丁目店はロードサイド店となるため、ファミリー層向けの広い店舗になる予定という。