青森・藤崎のスープカレー専門店「Spicy & Creamy(スパイシーアンドクリーミー)ふじさき食彩テラス店」(TEL 070-4815-5853)が8月8日、オープン1周年を迎えた。
札幌のスープカレー店で習得したレシピを元に、青森県産食材を中心に使ったスープカレーを提供する同店。運営は飲食ブランディングなどを手掛けるデザイン会社「0172」(青森県平川市)。
昨年9月から店舗責任者として着任した下山敦盛さんは「入社してすぐの配属先。過去に飲食業経験はなく、前職は美容師やアパレル業だった。とにかくやるしかないと感じた」と話す。下山さんはスタッフの勤務管理、新企画の調整などを担当するという。
「振り返るとコロナ禍で集客に苦戦した一年だった」と下山さん。オープン当初は来客が多くあったが、すぐに客足は落ち込んだという。1年間に、ギャラリースペースの新設やケーキ、冷凍魚の販売を始めたほか、現在はスパイスの持ち込み自由化を行った。
下山さんは「社長から『ワクワクするようなことをしてほしい』と言われたことが参考になっている。まだ私のアイデアや企画はあまり採用されないが頑張りたい」と話す。
スープカレーは、スパイシー(980円)、クリーミー(1,080円)の2種類のみ。辛さは20段階を用意し、客は白米か玄米かを選べる。トッピングは、チキンレッグ(380円)、ハンバーグ(400円)など。ドリンクは、アイスコーヒー、チャイ(以上、360円)、自家製ジンジャーエール(420円)など。テークアウトにも対応する。
下山さんは「野菜は隣接する直売所から仕入れたものをほぼ使っている。季節によって異なり、青森ならではのスープカレーを提供できている」と自信を見せる。
1周年を迎えた当日は、「記念ケーキ」を利用客に提供した。閉店後にスタッフたちの労をねぎらい、1年間を振り返った。「私自身、青森で働くことに自信がなかったが、ここで働くことで青森の魅力にも気付くようになった」と下山さん。「青森といえば当店と言っていただけるよう私自身も店と共に成長したい」と意気込む。
営業時間は11時~15時。