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青森のホテルがレトルトカレー販売 県産米に合うよう開発

ゴボウと豚肉が残るレトルト食品「青天の霹靂ビネガーカレー」

ゴボウと豚肉が残るレトルト食品「青天の霹靂ビネガーカレー」

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 青森・大鰐の「青森ワイナリーホテル」が5月21日、レトルト商品「ゴボウとポーク青天の霹靂(へきれき)ビネガーカレー」の販売を始めた。

青天の霹靂のロゴを使ったパッケージ

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 青森県産のゴボウや豚肉を使ったスリランカ風レトルトカレー。青森県産特A米「青天の霹靂」に合うように、同ホテルのグループ統括料理長・尾崎勇治さんと料理編集者のツレヅレハナコさんが共同開発した。

 ゴボウの食感と酢の酸味にこだわったという尾崎さん。「ツレヅレハナコさんの考案したレシピをもとに具材を溶けてペースト状にならないようなレトルト製法を編み出すのに3カ月ほどかかった。さっぱりとした食味のある青天の霹靂に合う100点のでき」と自信を見せる。

 尾崎さんは弘前出身で同ホテルに入社前は東京会館で修業し、アメリカやタイなど海外で働いたこともある。同ホテルでは30年以上従事し、レトルトカレーの開発は3年ほど前から力を入れている。昨年は飲食店を支援するプロジェクトの一環で県産食材を使った4種の「青森応援カレー」を開発した。

 同ホテルでは現在、新型コロナウイルス感染拡大の影響で宿泊予約を制限。新たな収益事業として、「おうち時間」増加による通販需要に応えたい狙いもあるという。

 尾崎さんは「レシピの中でアレンジしたことは、青天の霹靂の玄米を入れた隠し味。当社の津軽ワインレッドスチューベンにも合うように開発したので、一緒に味わってもらえれば」と笑顔を見せる。

 価格は600円。「サンマモルワイナリー」ホームページ、中三弘前店(土手町)、道の駅なみおかアップルヒル(浪岡)、アスパム物産(青森市)などで販売する。

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